元付けと客付けの違い

興亜土地は元付け会社です。
元付け不動産会社とは、「貸主である大家から直接借主を探すことを依頼された不動産会社」の事を言います。
また、客付け不動産業者とは、「元付け不動産会社に対して借主を紹介する不動産会社」の事を言います。

物件が空いているかどうかの確認連絡をしたり、内見の際に違う不動産会社へ鍵を取りに行ったりする行為は、その物件はその不動産屋にとって客付け物件であって、確認電話や、鍵を取りに行った先が元付け会社になります。
つまり元付け業者とは、大家様と直接の繋がりがあり、自社管理物件の為、鍵も空き室情報も持っているという事です。
客付けか、元付けであるかを確認するには、「物件概要」の下の方を見れば分かります。

不要な手数料が無く、物件に詳しいのは元付け業者！

・地域密着型（その土地の物件を取り扱う為）
・物件の内装に詳しい（何度も自社の物件を見ているので室内の仕様に詳しい）
・地域の相場や周辺情報にも詳しい。
・貸し主（大家）自身という事もある。大家への連絡が取りやすい。
・他の借り主（入居者）についても把握している。
・正直に物件のマイナスポイントを教えてくれる。
・相場からかけはなれた予算等リアリティが薄い希望には対応しにくい。
・客付け業は率先してやらない（自社物件優先）

このように、物件の色々な点に詳しいのが元付けの不動産業者という事です。
ただ、基本的には自社の物件紹介を優先したいので、客付けとして広く・浅く動かないというのも一つの特徴です。
それに対して客付け業者は、元付けへ入居者を紹介しなければ収入にならないので、色々な元付け会社の物件情報を確認しながら物件の紹介を行っています。

・都市型の不動産会社に多い。
・管理や契約等の仕事が少ないので接客に専念でき、積極的に案内してくれる。
・広く浅く色々なエリアの事を知っている。
・繰り返し同じ物件を見ることはないので物件のことはあまり知らない。
・大家様の事は分からない。同じ建物にどの様な入居者がいるかも分からない。
・契約して仲介手数料（媒介の報酬）さえ貰えば縁が切れてしまう。

客付け業者は広く物件探しをしてくれますが、お任せで大丈夫でしょうか？

多くの場合は「大丈夫ではない可能性は高い」と思われます。
客付け業者は、紹介したらそれでおしまいなので、その先のフォローは基本的に無く、とにかく数を紹介する事のみを考えています。
また、入居後のトラブルには、一切関与しようとしません。

以上から、不動産物件を探す時には「内部事情に詳しい元付け業者で探すのがベスト」だと言う事になります。
その分、貸し主から依頼されて取り扱っている物件数は減るので、まずは客付け業者でめぼしい物件を探し、その相場感を元に弊社へ直接お問い合わせ頂くのが良い方法だと思います。

興亜土地開発は、地元の大家様と長いお付き合いを通じて信頼関係を育んできました。

1941年に中野の駅前で開業以来、60年以上の実績がございます。
ご入居者様への誠実な対応が大家様のクチコミで広がり、多くの不動産物件の管理・紹介を委託頂きました。

仲介して終わりではなく、ご入居後も良いお付き合いを続け、大家様とご入居者様の良い関係作りをサポートすること、それが興亜土地の使命です。

もちろん、多くの仲介物件もご紹介差し上げていますが、元付け不動産屋として自社管理する物件は、一層自信を持ってお勧めしています。